
このサイトでの翻字方法
このサイトで、インドの文字、デーヴァ・ナーガリーをローマ字に表す方式は
「ハーバード・京都のaa方式」を採用します。
現在インドでサンスクリットを表記するには、主に「デーヴァ・ナーガリー」という文字を用いますが(ヒンディー語もこの文字を用いています)、これをローマ字に写す方法は何種類かあります。
日本語でも「ヘボン式」とか何とか式とか、何種類かありますよね。「ツ」が「tsu」であったり、「tu」であったり。
一般に書籍などで主に用いられるのは、例えば「a」の長い母音の上に横棒が引いてある形式のものでしょう。書籍ではほとんどがこれを用いており、最近はネット上でもこの方式がほとんどになってきたようです。
この方式は見た目が綺麗で、読みやすいのですが、通常パソコンで打ったり、表示するには少し手間です。また、このサイトはゆくゆくはメルマガの発行なども視野に入れていますので、通常のローマ字で打てないと困るのです。
そこで普通に用いるローマ字での表示方法があるのですが、まず、さきほどの「a」の長い母音を大文字の「A」で表す方式です。これですと、普通に打てる文字で表示ができるのですが、大文字を打つ時にシフトを押すのが面倒で、かつ見た目もなんとなく大文字と小文字が入り乱れて、美しくなく、見づらい方式なのです。
そこで、初めに書きましたように、このサイトで採用する方式は、「a」の長い母音を「aa」と表記する方法です。これを「ハーバード・京都のaa方式」、または「京都・ハーバードのaa方式」と呼んでいます。
これの利点は先ほどの大文字を使う方式と反対で、打ち込みがしやすいこと、また見た目のよさも損なわないこと、です。
実は、この翻字方法を採用することも、このサイトの大きな特色、工夫のひとつなのです。
サンスクリットのネット上での普及を妨げている最大の要素が、この翻字の問題ではないかと思います。サイトによって採用している翻字方法が様々で、横棒の文字を画像で埋め込んだり、また普通のタイピングで打てるように(−)と付け加えたり、はたまた%#¥などを用いて、かえって複雑になってしまっているものなど、非常に混乱しているのですね。
この「aa方式」は、ローマ字以外の文字、記号は使いませんので学びやすく、見た目もシンプルで、また打ち込みも楽ですので、パソコン、ネット上で扱う翻字では最も優れているものと思います。この方式が普及すれば、もっとネット上でサンスクリットを容易に扱える環境が整うと考えています。
では、以下にデーヴァ・ナーガリーと「ハーバード・京都のaa方式」を対照させて掲載しておきます。
※このローマ字は上記のように、サンスクリットを、通常のローマ字タイピングで打てるように工夫して「この文字(または音)には、このローマ字を当てる」という約束事の上に成り立っているものです。表記のローマ字は必ずしも発音を表していません(例えば「シャ」の音が「za」となっているように)ので、ご注意ください。



書籍を読むときには必要になってきますので、参考までに通常書籍などで用いる翻字方法を掲載しておきます。上記の「aa方式」と比較しますと、普通に打てる文字は共通で、上に横棒がついたり、上、下に点を打ったり、通常では打てない文字だけが違うことがわかります。



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