サンスクリット、ヨーガ、インド文化・・・・などなどサイトで扱う分野の膨大な関連書籍の中から、比較的入手のしやすい、必読本、おススメ本、またサイトで引用した書籍などをコメント付きでご紹介していきます。それぞれの分野についてさらに深く学びたい方、さまざまに異なった視点で学びたい方にご活用いただけたらと思います。

その他

ここでは、サイトのテーマと直接は関係ないですが、間接的に補助してくれるおススメ本をご紹介します。

他言語

サンスクリットはインド・ヨーロッパ語族に属していて、このサンスクリットがギリシア語などと似ていることに気がついたときから、ヨーロッパで比較言語学が始まるわけです。ですので、サンスクリットと、古典ギリシア語やラテン語などとは、語彙や文法で似ている点が多々あるといえます。サンスクリットを学ぶなら、学習上の疑問はサンスクリットを学び抜くことで解決するべき、とも言えますが、ラテン語やギリシア語の文法書を読むことで、長年の疑問が氷解したり、サンスクリット学習上の有益なヒントを得られることもありますので、他の言語の文法をかじっておくことも、サンスクリットを学ぶ上で変化球的ながら有効な手段と言えます。

 ラテン語

 

 「はじめてのラテン語」 大西英文 講談社現代新書 
講談社現代新書の「はじめての・・・語」シリーズに、ついに古典語であるラテン語が出ました。(といっても発行から10年も経ちますが・・・これが出たときには驚きを感じるとともに、嬉しかったのを覚えています。私に「はじめてのサンスクリット」を書かせてもらえないかな〜(笑)) このシリーズはよいものばかりですが、この「はじめてのラテン語」も軽妙な文章で、かつ内容もしっかりと押さえられていて、小さな新書版ながら、ラテン語の骨格をつかむのにとてもよい本です。ラテン語の知識は、英語など他のヨーロッパの語学学習上にもとても有益ですので、一度目を通しておいて損はない本です。

 

 
「初級ラテン語入門」 有田潤 白水社
 上の「はじめてのラテン語」は、ラテン語の文法体系を簡潔に記述した書で、読解のための本とは言いにくいですが、こちらは読解のための実用的な文法書です。サンスクリットでもそうですが、とかく文法事項の羅列になりがちな古典語の学習書ですが、この書は、「なるべくおもしろく読めるように」という工夫を凝らして、初めの段階からある程度の文章を読みながら文法理解をさせてくれる、貴重な書です。文法の説明もとても解りやすく、サンスクリットを学ぶ上でも益するところが大きいです。1964年が初版で、いまだに絶版にならずに新刊で購入できるのがありがたいです。(左のアマゾンでは在庫切れとなっていますが、白水社のホームページで定価1900円で買えます。古書でもよいようでしたら、アマゾンのマーケットプレイスの方がお買い得です) それだけ需要があるということなのでしょう。比較的高価なものが多いラテン語書籍の中で、お値段も手ごろです。ラテン語の文章に触れてみたい方にはこの本をおススメいたします。

  

 なお、日本語で読めるラテン語の文法書として、今はなき泰流社から出た、「ケンブリッジラテン語講座 (1981年)」という、ケンブリッジの講座を翻訳したものがあり、これはラテン語を生きた言語のように学べる名著中の名著なのですが、定価が15000円と元々がお高く、しかも現在絶版で、定価以下で購入することはまず難しい書です。図書館などではありますので、お借りになって目を通されると、ラテン語のおもしろさ、語学学習のおもしろさがわかると思います。西洋の古典語学習の懐の深さがうかがえます。

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Last updated at :2008/04/25(金) 16:41
Publish at :2007/05/09(水) 18:21

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