本サイトの趣旨・目標
まず初めに、本サイトの趣旨と目標をご説明させていただきたいと思います。
(※すぐにでも学び始めたい方は・・・→「トップダウン方式サンスクリット学習法 理論編」へ)
趣旨
このサイトは「実用サンスクリット学習講座」と銘打っていますが、何をもって「実用」とするのかは人それぞれ基準が違うかと思います。
このサイトでの「実用」は、サンスクリットを「読む」ことを、できるだけわかりやすく、かつ効率よく学ぶこと、と定義したいと思います。
本来サンスクリットは独習に適した言葉と思います。しかし、従来のサンスクリットの文法書は、文法事項を羅列したものが多く、独習ではなかなか歯が立たないのが現状ではないでしょうか。
文法事項の羅列は、初学者・独学者にとっては、学ぶべき、身につけるべき「結果」の部分なのですね。本来、初学者・独学者には、学ぶ課程、身につける過程、読解の過程、の「過程」の部分のノウハウが一番知りたく、必要な部分のはずなのです。
また、整理され、合理的に構築された体系としてのサンスクリットを学ぶには、詳細な文法事項の羅列も仕方のないことかもしれませんし、またその体系をしっかりと学ぶことも、ひとつの学習の目的、醍醐味、ともいえるかもしれません。
しかし、語学は文法事項の知識も大切と思いますが、やはり読めてなんぼ、使えてなんぼ、という世界でもあると思いますので、とりあえず、ある程度読めるようになる。サンスクリットの言語体系をしっかり学ぶのはそれからでも全く遅くはないわけです。
その点で、まずある程度読めるようになるまでの情報・ノウハウを提供させていただく場として、このサイトを機能させていきたいと考えています。
「読む」ことに特化することにつきましては、語学の学習は、よく言われますように、「読む」「書く」「話す」「聴く」の4つを満遍なく学んでいくのが理想的だと思います。サンスクリットは決して死語ではなく、現在でもインドの公用語のひとつで、(インドのお札は「いくら」というのを表示するのに、公用語の文字がずらりと並んでいますが、そのうちにサンスクリットも入っています) 現在でもサンスクリットを「読み」「書き」「話し」「聴く」ことができる方はインドにはたくさんいらっしゃるでしょう。
ですが、日本での現状として、サンスクリットを話すことを必要とする、という方ははあまりいらっしゃらないと思いますし、サンスクリットを学びたい、という方の動機はやはり「・・・・を原文で読んでみたい」というのが主だと思います。
ですので、このサイトの「実用」は、サンスクリットを読む、ということに特化して、あまり文法的、古典的な小難しい方法にとらわれず、楽しく、効率よく学び、原文がスラスラと(?)読める、という意味での「実用」とさせていただきます。
ただ、「読む」に加えて、声に出して「詠む」という項目は付け加えておきたいと思います。会話として「話す」機会はなくても、一人で「詠む」、すなわち声に出しての音読、詠唱をすることは、記憶効果のよい学習方法ですし、サンスクリットは美しい響きを持った言語で、またマントラなどに代表されるように、音に何かしらの力があると考えられていますので、サンスクリットの響きに触れてみたいという方も多いかと思います。ですので、このサイトでも、目で追って読むだけでなく、声に出して読める、詠める、ということを、大きな「実用」項目のひとつとして挙げておきたいと思います。
目標
そして、何事も、特に語学の学習では、一定の目標を初めに設定しないと、学習の効率がなかなかあがらないものですので、この講座でも一定の目標を掲げたいと思います。
このサイトでは、ヒンドゥー教の聖典である、「バガヴァッド・ギーター」が、声を上げて詠める、または辞書を頼りに、一定の速度で読める、ということをとりあえずの一定の目標に、内容を進めたいと思っています。「ギーター」でなくてもいいのですが、サンスクリットをやりたい、という方は、「ギーター」を原文で読みたい、という方が多いようです。それに、「ギーター」あたりが読めるようになれば、他の文献でもある程度自力でこなせるぐらいのレベルに達している、といえると思うからです。もちろん、分野や文献によってはさらに高度な学習、研究が必要でしょうが、「ギーター」が読めるくらいの実力があれば、あとはその知識を応用して、独力で判断したり、何かを調べたり、といったことができるようになると思います。
ですから、「ギーター」が読めるまでの、できるだけ最短の道を、効率よく、かつ飽きずに、楽しく進めるような、解説を心がけていきたいと思っています。
あと、サンスクリットを学びたいという方は、ヨーガをなさっている方で、ポーズの名称の理解や、原典の読解を目指して、サンスクリットを知っておきたい、という方が多いかと思いますので、ヨーガ関連の解説も多めにしていきます。発音や文法などを一通り学んでから入っていくのではなく、逆にヨーガのポーズの名称や、原典を解説することを通して、サンスクリットの発音文法などの理解につながっていくような、効率の良い解説ができたら、と考えています。
「ギーター」部門と、「ヨーガ」部門を独立して、その時の気分で(笑)、少しずつ内容を構築していきたいと考えています。
これがうまく行きますかどうかは、私の腕次第、仕上げをごろうじろ!というところでしょうか。(ちょっと古いかな?(笑))
他にも、これから学習を志す方、すでに始めている方を問わず、日常ご活用いただけるような、サンスクリットに関する全般的なお役立ち情報も掲載していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(早速学習を進めたい方は・・・サイトで提唱する学習方式→「トップダウン方式サンスクリット学習法 理論編」へ)





